漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
27歳 女性
第一子を出産後、特に生理前のおりものが増えました。色は白いのですが、かゆみとにおいもあります。お母さんと妹もおりものが多い家系です。
疲れると膀胱炎によくなります。尿の色も濃く、自宅でピアノ教室を開いていて、第一子の面倒を見ながらでとても疲れてストレスがたまるそうです。基礎体温は2層ですが、高温期の上昇が階段状です。舌の色は淡紅色で苔も薄く、歯形があります。
ストレスと湿熱をとる漢方薬を出しました。
すぐにかゆみがなくなり、おりものの量も正常になりました。3か月目で妊娠し、元気な赤ちゃんが生まれました。
しかし出産後5か月たちましたら、またおりものが茶色で痒みが出てきましたので、同じ漢方薬を飲み1年半後第3子が生まれました。
漢方薬を飲んでお母さんの体質を改善して生まれたこの二人は、一番初めのお子さんに比べて、丸々と太り健康そうです。
湿熱が下半身に貯まって、おりものが増え、妊娠しにくくなっていると考えられました。ストレスも溜まっているので利尿させて、こもった熱を出す漢方薬で、体の中がきれいになり体質改善ができて妊娠したのでしょう。
さらにこの25年後、この第一子の御嬢さんが来店されました。驚いたのはお母さんとまったく同じ症状の悩みで来店されたのでした。
国際中医相談員 薬剤師 植松光子
TEL:049-245-6637
住所:埼玉県川越市砂新田2-8-7